2025/07/23

九州国際大学で7月19日に行われた「戦略・グローバル研究に関する第9回国際会議2025」で、『北九州空港が牽引する北部九州の地域発展』 という題の講演をしました。

九州国際大学で719日に行われた「戦略・グローバル研究に関する第9回国際会議2025」で、『北九州空港が牽引する北部九州の地域発展』という題の講演をしました。

講演の主旨は以下の通りです。

 1.福岡市成長の最大の要因は、空港の存在だった。
しかし福岡空港の容量は限界に達しているから、福岡市は成長の壁に直面している。

2.福岡から北九州空港へのアクセスの改善によって、福岡市と北九州市とが共に成長を続け、アジア有数の巨大双子都市としてのポテンシャルを実現できる。

3.北九州空港が拡充されると、北九州市は、商社、金融、メディア等の第三次産業でのアジアの中核都市の一角を担うことになる。
さらに、貨物輸送の増大とそれに伴う周辺の輸送基地化と工業団地化をが起きる。


講演自体は英語で行いましたが、パワポは日英両語です。
通訳がなかったため、日本語に訳した講演原稿と共に、アップロードします。

パワーポイント:https://drive.google.com/file/d/1zl__YYTE9Wudx_qomqk5kvq0gglSs29p/view?usp=sharing

講演原稿:https://drive.google.com/file/d/1bnjJMMgc4cGFelnsxxaOMshZO9szAhIc/view?usp=sharing

2025/07/05

北京の清華大學公共管理学院のCIDEGで開催された「The 14th Masahiko Aoki Award in Comparative Institutional Economic High-Level lecture」において講演を行いました(2025年7月4日)

北京の清華大學公共管理学院のCIDEG2025年7月4日に開催された「The 14th Masahiko Aoki Award in Comparative Institutional Economic High-Level lecture」において次の講演を行いました。

Japan’s Income Inequity and Social Security System


講演で使用したスライドを下記に添付いたします。

この講演は、中国の社会保障制度の改革において参考になりうる日本の経験を抽出したものです。日本が、失敗したこととしては、①基礎年金と健康保険をを税方式化せずに保険料で賄ってきたために、低所得者の保険料負担が過大になったこと、②低所得者の消費税負担を相殺するための給付付き税額控除を導入していないため、低所得者の税負担が過大になっていることを挙げています。日本が成功した事例としては、賦課方式を人口変動から中立的な年金方式に転換するためにマクロ経済スライド制を導入したことを挙げています。