2026/05/28

北九州空港にて講演を行いました(2026年5月26日)

5月26日(火)に北九州空港にて、「北九州空港へのアクセス強化と北部九州の成長」と題した講演を行いました。

講演で使用したスライドを下記に添付いたします。

「北九州空港へのアクセス強化と北部九州の成長」

要旨
1. 東九州新幹線の実現には長い時間を要する。しかし、北九州空港へのアクセス改善を先行することは、東九州諸都市の活性化を通じて、新幹線実現を早めることに役立つ。
2. 北部九州は、アジアへの近接性により、大きな成長ポテンシャルを有している。しかし福岡市は、空港の容量不足のため、そのポテンシャルを生かしきれていない。
3. にもかかわらず、  福岡市の人口成長率は近年著しいが、それは主として衰退した北九州市の機能を福岡市が代替したことによる。実際、北九州市と福岡市を合わせた大都市圏の人口成長率は、仙台市並みに過ぎない。 
4. 1970年までは、第三次産業の労働者数において北九州市は福岡市を上回っていた。その後、福岡市が成長し北九州市が衰退した主な要因は、鉄道時代から航空時代への転換に伴い、第三次産業の中枢機能が北九州から福岡へ移転したことにある。ただし、福岡市成長の原動力であった福岡空港は、現在は容量不足により、福岡市および北部九州の国際化を妨げており、今後の成長の壁となっている。
5. 北九州空港は、24時間運用、3,000メートル滑走路、将来的な拡張可能性を備えており、アクセスを改善すれば、実質的に「新福岡空港」として機能し得る。
6. アクセス改善手段のうち、工期もコストも格段に低い苅田町における特急駅である「空港口駅を」まず建設し、空港利用者数を即効的に増やして、アクセス鉄道建設への道を開くべきだ。
7. 苅田町における空港口駅の新設は、福岡空港からあふれる需要を取り込むことで、総建設費を一年間の鉄道料金収入で賄える可能性がある。福岡市および北部九州諸都市から北九州空港へのアクセスを改善するための第一歩として、採算性に問題がなく、約2年間で建設可能な空港口駅の新設が有効である。